さくらおろち通信 第43号
★★★★★「さくらおろち通信」第43号を発行しました★★★★★
島根県雲南市と奥出雲町にまたがる、尾原ダム・さくらおろち湖周辺地域の自然とそこに暮らす人の営みを元気なものにしていくNPOの情報発信紙です。
PDFのダウンロードはこちらから。
里山ってなんだろう。
どうなっていくのだろう。
「竹薮を退治して竹と仲よくなろう」「柿をめぐる男たちのロマン」「秋の畑へ行こう」……年間6回を計画し、この秋から3回行ってきている「さくらおろち湖の里山ボランティア」。参加者のほとんどは松江市・出雲市から。
里山資本主義なる言葉が流行ですが、さて、その里山って? 直近実施の2回を振り返りながらの一文です。

▲平野部では見られなくなった稲架干しも棚田では多く見られます。
10月25日(土)、奥出雲町三沢地区で開催したのは、「柿をめぐる男たちのロマン」。芋を掘って、炭出しを見学して、要害山でおにぎりと手料理を食べ、草木を観察鑑賞し、あわせ柿をつくり……と、盛り沢山のメニューに26名が取り組みました。
参加者の感想……「年齢層が思っていたより高くて驚きました。地元の方(とんぼの会)の懸命さが伝わってきました。時間がゆっくりとしていて、良いなぁと思いました」(松江市20代女性)にあるように、農山村に暮らす人に感銘を受ける方が多く、また、「日本の山の暮らし、引き継ぎしないといけませんね」という言葉もいただきました。
11月8日(土)、雲南市温泉地区で開催したのは「秋の畑に行こう」。槻之屋ヒーリングの農場でヤーコン掘り・農場見学と午後からは尾原ダム周辺の景観評価活動に15名が参加しました。
「空と畑と森林を満喫しました。ありがとうございます」(松江市70代女性)と、この回は畑も含めた、まちにはない自然を楽しむ場所として受け止める方が多かったようです。
里山の定義として「人が手を入れることで生じた動植物・菌類等の変化がそこに暮らす生き物の生態系を再編し、互恵的で豊かな関係が育まれる空間」……こう考えてみましょう。里山を基層にして新たな創造を繰り広げられたらと思います。
一方、松江・出雲の街中からの参加者アンケートに書かれた「里山」から連想する言葉には、「ふるさと」や「なつかしい」という言葉が多かったのも特徴的。失われた過去なのか、残された聖域なのか。意見は60代70代の女性からのものです。気になるのは、考えすぎかもしれませんが、どこか「よそごと」あるいは「あきらめ」を感じてしまいます。時代は「ふるさと」の価値を保守するのでなく、捨て去り入れ替えることで進むのだと、そういう価値にあらがうことはできなかったのですから、そこには、手は届かないのだけれど大切だったものへの感慨が生まれるのでしょう。
しかし、若い世代、幼い世代、まだ生まれていない世代にとっての「里山」は、ちがった価値として立ちあらわれているのではないでしょうか。それは、「まち」もまた同様です。まちも里も、望もうが望むまいが変わっていきます。そのとき、人だけでなく、生き物目線で、都市の人は農村の目線でみるためにも、里山は多くのことを教えてくれるのだと思います。すくなくとも、じっくり見つめ考える時間を与えてくれる場所として。せわしく、いとまのない、つらい時間であってもなお。

▲「柿をめ要害山の三沢城趾本丸跡から下鴨倉を望む風景。縄文時代からの歴史をもつ地です。

▲槻之屋ヒーリングの農場でヤーコン掘りを体験しました。
芽のある茎と芋状の部分がひとそろいで育ちます。
2〜4週間、常温で熟成させるとアクがぬけて甘くなりますよ。

▲さくらおろち湖面をはじめ、景観評価を行いました。

▲温泉地区山方の秋の風景
+++++++++++++++++++++++
●11月の行事予定
+++++++++++++++++++++++
▼12月13日(土)
さくらおろち湖の里山ボランティア
⑤里山素材のリースづくり
木々にまきつく葛、林の小径に落ちている木の実や色とりどりの葉っぱ。そんな里山の素材をつかったリースづくりの体験講座です。昼食はみざわの館のおもてなし料理。できあがったリースがお土産です。定員30名、受付先着順。
▼開催日時・12月13日(土)10時〜15時▼定員30名▼場所…奥出雲町三沢地区(道の駅おろちの里へ9時45分集合して現地へ向かいます)▼参加費1000円(昼食代込。送迎バス利用者は負担金1000円プラス)▼島根県庁前から送迎バス有。申し込み・お問合せはNPO法人さくらおろち事務局(☎0854—48—0729)。
▼12月21日(日)
神話の里・さくらおろちの食べごと塾Ⅳ
④川と湖の幸をいただく
楽しく調理体験をしながら、「食の縁結び」を体験します。今回はさくらおろち湖、斐伊川の知られざる幸を、たっぷりいただきます。
▼開催日時・12月21日(日)10時〜15時▼定員20名▼場所…雲南市温泉地区(会場・集合場所は要問合)▼参加費1000円(昼食代込。送迎バス利用者は負担金1000円プラス)▼県庁前から送迎バス有。申し込み・お問合せはNPO法人さくらおろち事務局(☎0854—48—0729)。
竹林はなぜ放置されるのか
〜斐伊川流域圏で考え、動くための環境セミナー
少人数での勉強会・セミナー形式で開催しています。いずれも参加費は無料。テーマは仮題です。奥出雲でのフィールド作業もあります。内容の詳細など事務局までお問合せください。
◆ワークショップ
奥出雲タケヤマ開拓2014ー第2回
響繁則さん(国土緑化推進機構選定 森の名手・名人)を講師に、伐倒・搬出等作業の実際を行います。メニューは倒れた竹と古い竹の伐採・搬出などを中心として、チッパーの活用法、消し炭づくりなどを天候や参加人数の状況に応じて行います。▼開催日時・12月14日(日)9時30分〜15時▼定員15名▼場所…奥出雲町布勢地区(集合場所・ダムの見える牧場)▼参加費:昼食代として800円。※午前のみのみの参加も可。申し込みはさくらおろち事務局まで。
●会員募集中
私たち「NPO法人さくらおろち」は、尾原ダム周辺の自然環境や伝統文化や施設といった地域資源を活かし、様々なイベントや地域活動に取り組んでいます。 また、地域の方々とともに斐伊川水系の上流域を拠点とする団体として、積極的な情報発信を行い、流域圏における交流と絆づくりを進めているところです。
尾原ダム・さくらおろち湖をとりまく地域を、そこに暮らす住民の方々が誇りに思い、下流域に暮らす人々とともに、長く愛しあえる関係を築くために、当法人の活動にご賛同いただき活動を支援していただける会員を募集しています。
正会員▽当法人の総会において議決権を持ちます/入会金1,000円・年会費 2,000円。
賛助会員▽活動を財政面から支えてくださる会員です/入会金1,000円・年会費1,000円。
※正会員特典としては、主催行事参加費10%オフ、イベント情報のご案内、さくらおろち通信の発送(希望者のみ)。
▼ご入会のお手続きについてはNPO法人さくらおろち事務局まで問い合わせください。
また、こちらから入力もできます。
〒699—1342 雲南市木次町平田779—1
☎0854—48—0729
平成26年(2014年)11月22日発行 第43号
発行所:NPO法人さくらおろち
〒 699-1342
雲南市木次町平田779-1
☎0854—48—0729
島根県雲南市と奥出雲町にまたがる、尾原ダム・さくらおろち湖周辺地域の自然とそこに暮らす人の営みを元気なものにしていくNPOの情報発信紙です。
PDFのダウンロードはこちらから。
里山ってなんだろう。
どうなっていくのだろう。
「竹薮を退治して竹と仲よくなろう」「柿をめぐる男たちのロマン」「秋の畑へ行こう」……年間6回を計画し、この秋から3回行ってきている「さくらおろち湖の里山ボランティア」。参加者のほとんどは松江市・出雲市から。
里山資本主義なる言葉が流行ですが、さて、その里山って? 直近実施の2回を振り返りながらの一文です。

▲平野部では見られなくなった稲架干しも棚田では多く見られます。
10月25日(土)、奥出雲町三沢地区で開催したのは、「柿をめぐる男たちのロマン」。芋を掘って、炭出しを見学して、要害山でおにぎりと手料理を食べ、草木を観察鑑賞し、あわせ柿をつくり……と、盛り沢山のメニューに26名が取り組みました。
参加者の感想……「年齢層が思っていたより高くて驚きました。地元の方(とんぼの会)の懸命さが伝わってきました。時間がゆっくりとしていて、良いなぁと思いました」(松江市20代女性)にあるように、農山村に暮らす人に感銘を受ける方が多く、また、「日本の山の暮らし、引き継ぎしないといけませんね」という言葉もいただきました。
11月8日(土)、雲南市温泉地区で開催したのは「秋の畑に行こう」。槻之屋ヒーリングの農場でヤーコン掘り・農場見学と午後からは尾原ダム周辺の景観評価活動に15名が参加しました。
「空と畑と森林を満喫しました。ありがとうございます」(松江市70代女性)と、この回は畑も含めた、まちにはない自然を楽しむ場所として受け止める方が多かったようです。
里山の定義として「人が手を入れることで生じた動植物・菌類等の変化がそこに暮らす生き物の生態系を再編し、互恵的で豊かな関係が育まれる空間」……こう考えてみましょう。里山を基層にして新たな創造を繰り広げられたらと思います。
一方、松江・出雲の街中からの参加者アンケートに書かれた「里山」から連想する言葉には、「ふるさと」や「なつかしい」という言葉が多かったのも特徴的。失われた過去なのか、残された聖域なのか。意見は60代70代の女性からのものです。気になるのは、考えすぎかもしれませんが、どこか「よそごと」あるいは「あきらめ」を感じてしまいます。時代は「ふるさと」の価値を保守するのでなく、捨て去り入れ替えることで進むのだと、そういう価値にあらがうことはできなかったのですから、そこには、手は届かないのだけれど大切だったものへの感慨が生まれるのでしょう。
しかし、若い世代、幼い世代、まだ生まれていない世代にとっての「里山」は、ちがった価値として立ちあらわれているのではないでしょうか。それは、「まち」もまた同様です。まちも里も、望もうが望むまいが変わっていきます。そのとき、人だけでなく、生き物目線で、都市の人は農村の目線でみるためにも、里山は多くのことを教えてくれるのだと思います。すくなくとも、じっくり見つめ考える時間を与えてくれる場所として。せわしく、いとまのない、つらい時間であってもなお。

▲「柿をめ要害山の三沢城趾本丸跡から下鴨倉を望む風景。縄文時代からの歴史をもつ地です。

▲槻之屋ヒーリングの農場でヤーコン掘りを体験しました。
芽のある茎と芋状の部分がひとそろいで育ちます。
2〜4週間、常温で熟成させるとアクがぬけて甘くなりますよ。

▲さくらおろち湖面をはじめ、景観評価を行いました。

▲温泉地区山方の秋の風景
+++++++++++++++++++++++
●11月の行事予定
+++++++++++++++++++++++
▼12月13日(土)
さくらおろち湖の里山ボランティア
⑤里山素材のリースづくり
木々にまきつく葛、林の小径に落ちている木の実や色とりどりの葉っぱ。そんな里山の素材をつかったリースづくりの体験講座です。昼食はみざわの館のおもてなし料理。できあがったリースがお土産です。定員30名、受付先着順。
▼開催日時・12月13日(土)10時〜15時▼定員30名▼場所…奥出雲町三沢地区(道の駅おろちの里へ9時45分集合して現地へ向かいます)▼参加費1000円(昼食代込。送迎バス利用者は負担金1000円プラス)▼島根県庁前から送迎バス有。申し込み・お問合せはNPO法人さくらおろち事務局(☎0854—48—0729)。
▼12月21日(日)
神話の里・さくらおろちの食べごと塾Ⅳ
④川と湖の幸をいただく
楽しく調理体験をしながら、「食の縁結び」を体験します。今回はさくらおろち湖、斐伊川の知られざる幸を、たっぷりいただきます。
▼開催日時・12月21日(日)10時〜15時▼定員20名▼場所…雲南市温泉地区(会場・集合場所は要問合)▼参加費1000円(昼食代込。送迎バス利用者は負担金1000円プラス)▼県庁前から送迎バス有。申し込み・お問合せはNPO法人さくらおろち事務局(☎0854—48—0729)。
竹林はなぜ放置されるのか
〜斐伊川流域圏で考え、動くための環境セミナー
少人数での勉強会・セミナー形式で開催しています。いずれも参加費は無料。テーマは仮題です。奥出雲でのフィールド作業もあります。内容の詳細など事務局までお問合せください。
◆ワークショップ
奥出雲タケヤマ開拓2014ー第2回
響繁則さん(国土緑化推進機構選定 森の名手・名人)を講師に、伐倒・搬出等作業の実際を行います。メニューは倒れた竹と古い竹の伐採・搬出などを中心として、チッパーの活用法、消し炭づくりなどを天候や参加人数の状況に応じて行います。▼開催日時・12月14日(日)9時30分〜15時▼定員15名▼場所…奥出雲町布勢地区(集合場所・ダムの見える牧場)▼参加費:昼食代として800円。※午前のみのみの参加も可。申し込みはさくらおろち事務局まで。
●会員募集中
私たち「NPO法人さくらおろち」は、尾原ダム周辺の自然環境や伝統文化や施設といった地域資源を活かし、様々なイベントや地域活動に取り組んでいます。 また、地域の方々とともに斐伊川水系の上流域を拠点とする団体として、積極的な情報発信を行い、流域圏における交流と絆づくりを進めているところです。
尾原ダム・さくらおろち湖をとりまく地域を、そこに暮らす住民の方々が誇りに思い、下流域に暮らす人々とともに、長く愛しあえる関係を築くために、当法人の活動にご賛同いただき活動を支援していただける会員を募集しています。
正会員▽当法人の総会において議決権を持ちます/入会金1,000円・年会費 2,000円。
賛助会員▽活動を財政面から支えてくださる会員です/入会金1,000円・年会費1,000円。
※正会員特典としては、主催行事参加費10%オフ、イベント情報のご案内、さくらおろち通信の発送(希望者のみ)。
▼ご入会のお手続きについてはNPO法人さくらおろち事務局まで問い合わせください。
また、こちらから入力もできます。
〒699—1342 雲南市木次町平田779—1
☎0854—48—0729
平成26年(2014年)11月22日発行 第43号
発行所:NPO法人さくらおろち
〒 699-1342
雲南市木次町平田779-1
☎0854—48—0729