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令和3年9月21日(火)雲南市立田井小学校3.4年生の児童による、2回目の深野川の環境調査が行われました。
深野川は、斐伊川水系の川でもあり、田井小学校のそばを流れる川です。今回は上流(吉田町曾木)、中流(おたまの滝付近)、下流(JA田井給油所跡地前)の3地点を調査しました。
 
公益財団法人島根県環境保健公社の方を講師にむかえ、生き物のこと、川のこと、生き物の取り方などを教えて貰いながら、川に住む生き物を採集しましたよ。
川の石の下などにいる生き物を探し、上流ではカワゲラ、ヒラタカゲロウ、ヨコエビ。中流ではカワゲラ、ヒヨコエビ、コガタシマトビケラ。下流ではナガレトビケラ、ヒラタドロムシ、タニガワカゲロウなどを見つけ採集しました。
そしてなんと、中流で特別天然記念物のオオサンショウウオを目にすることができました‼
オオサンショウウオは文化財保護法により守られていますので、触ったりはせずに観察をしました。
初めて野生のオオサンショウウオを見た人も多く、これには児童はもちろん、講師の方や先生方も大興奮でしたよ。
透視度テストでは、筒状の透明な管に川の水を入れて、100㎝下のしるしを上から覗くのですが、上流、中流、下流ともに覗いた瞬間しるしが分かるほどの透明度でした。
 
今回の調査の結果、採集したのは「きれいな水」「ややきれいな水」に生息する生物たちで、改めて深野川に流れる水はきれいな事を実感しました。
調査を終えて、「今までみたことなかった生き物を見ることができてよかった」、「魚も捕まえられて楽しかった」という感想を児童の皆さんから聞くことができ、新たな発見をするとともに水の大切さや生き物について楽しく学んでもらいました。