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令和2年1月16日(木)奥出雲町立布勢小学校にて、みーもスクールが行われました。

「みーもスクール」とは、楽しみながら島根の森の現状や歴史を学ぶ学習に、食育を交えた授業を年に3回行っています。

なかなか手入れの行き届かない竹林、人工林、雑木林をテーマに児童が興味を持って学べる環境づくりと食育を合わせて行うことで、楽しく森づくりの体験を学習してもらうことが目的です。

今回の授業のテーマは【雑木林】
布勢小学校の4年生11名が「雑木林」について学び、『飾り炭づくり』と『焼き芋』を楽しみました。

 講義では、「島根県の森林・雑木林と、人とのつながり」について授業を受けました。
炭焼きが盛んだった奥出雲町では、森が生活していく上で欠かせない場所だった事や、木は伐ってもまた新しい芽が生えてきて、森が若返っていた事を学びました。
若い木は切ってもたくさん芽が出て、植樹の苗木よりも強い事や、古い木は切っても芽が出ないという話を聞きみなさんビックリしていました。

 
講義の後は「飾り炭づくり」に挑戦です!

 モミジバフウ・松・どんぐり・ヒノキ・スギ・クリなどの木の実を金属の筒に入れ、火にかけ熱します。筒から色の薄い火が噴き出したら100数えて、冷やして飾り炭が完成となります。
もとの形のままの飾り炭が上手に完成し、児童の皆さんは上手にできた飾り炭を先生やクラスメイトと見せ合っていました。
そして、お待ちかね焼き芋の試食タイム♪

講義の前に、美味しくなるコツを講師に教わりながらアルミホイルで包み、炭へ入れておいたサツマイモを食べました。
できたての焼き芋は甘くて中がホクホク。児童の皆さんは顔をほころばせながら頬張っていましたよ♪
今年度の布勢小学校で行われる『みーもスクール』は、今回で最後の授業となります。

間伐・雑木林・竹と3回の授業を通して楽しみながら勉強することにより、身近にある地域の山について知ってもらう事ができたようです。この授業をきっかけに、今後も山の環境について考え、大切にしてくれるとうれしいですね。