さくらおろち湖 秋のFUNまつり

 12月21日(日)。松江、出雲、三刀屋・木次から、道路脇に雪が残る国道314号をさかのぼり、17名ほどの参加をいただいて、賑やかに開催しました。
 斐伊川でとれた鯉、鰻、鯰、鮎をいただこうという趣旨の食べごと塾です。
 山の池、湖、川でとれる冬の魚といえばこれです。
 鯉(コイ)。
 どこにでも棲んでいる大衆魚ともいえますが、清流にはすめない雑食性の淡水魚であります。環境適応性が高く、100年以上生きる個体もあるようですが、平均的には10〜30年といったところのようです。
 どこにでもいたメダカは絶滅危惧種に指定され、その後の安易な放流(飼育用のヒメダカを間違って放す。他の地域から持ち込むことによる地域固有個体群の生存をおびやかす。交雑による固有種の絶滅など)による笑えない悲劇もありました。コイの場合、地域固有個体群への配慮は徹底されているそうです。
 
 さて、その鯉を料理するわけですが、料理は鯉こく。ひらたくいえば、鯉の味噌汁です。



 なにはともあれ、さばかねば、はじまりません。2枚におろし、骨付きで切り分けます。内臓だけはすてましたが、鯉には捨てるところがないということで、食べられるそうです。ウロコはこそげ落として、油であげて、塩をまぶせば、かりっとしたせんべいができあがり。
 これが意外といっては失礼かもですが、本当に意外とかなりうまい。酒の肴にもってこいの逸品でした。また亀山真二さんのお話によると、本当は鱗がとろりととけるくらいに煮込むのだとか。いつか機会があれば賞味にあずかりたいですね。



 包丁さばきはこちらの動画をご覧ください(facebookへのログインが必要です)。
 
 

 鮎は炭火で塩焼きに。
 夏にとれたものを冷凍保存、水で解凍して焼いてます。アユは出雲風土記にも記載される斐伊川で古くからとれた魚です。



 鰻と鯰は蒲焼きにしたものと、酢の物にしたものでいただきました。
 ニホンウナギ(Anguilla japonica)は、今年の6月に国際自然保護連合(IUCN)が「絶滅する危険性が高い絶滅危惧種」として指定しました。今日の鰻は斐伊川でとれたもので、稚魚(シラスウナギ?)を中流域で放流しているものの成魚です。
※ニホンウナギは島根県の単位では指定種になっていませんが(日本のレッドデータ検索参照)、オオサンショウウオ以上に調査が不十分であるのではと推測されます。



 ほかに筑前煮をそえての試食会。
 女性が大半でしたが、「食わずぎらいとはまさにこのこと。とても美味しかったです」という感想を「鯉」に抱かれた方が多数おられました。斐伊川漁協の亀山真二さんのお話もとてもおもしろく、また、鰻の釣り方・生態や鯉と生活の話などに、耳を傾けていらっしゃいました。

 今回の食べごと塾は、つねに定員オーバーの回が多い中では定員ちょうどの少人数ともいえますが、これが適正人数ではとも思いました、改めて。
 最後に参加者の感想を紹介します。

「うなぎ、アユ、高級魚をごちそうになりました。鯉、ナマズ、初めていただきましたが、おいしかったです。川魚は苦手意識がありましたが、イメージが変わりました。今回も自然の豊かさを感じました。そのためには環境保全が大事だと思います。ありがとうございました」(松江市・60代・女性)
「鯉、ナマズは初めて食べさせていただきました。ふだん川魚は食べない生活ですが、おいしくいただきました。また斐伊川にたくさん魚がいることも話を聞いて、認識を新たにいたしました。わかさぎもぜひ食べてみたいと思います」(松江市・60代・女性)
「普段とうてい食べることの出来ない川魚をいただけたことうれしく思いました。材料を用意されるの大変だったと思います。お世話くださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです」(松江市・60代・女性)






さくらおろち湖 秋のFUNまつりとは、さくらおろち湖周辺で小さな体験プログラムを集めて行うイベントです。

受付方法

申し込み用紙に必要事項を記入し、FAX・郵送・E-mailにて申し込みください。
必要事項(参加者全員)

参加希望の体験プログラム名
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